腰・骨盤のサポーター 接骨院 藤沢
2019/06/17
腰のサポーター (コルセット)は色々なメーカーからたくさんの品物が出されています。サポーターを使ってみたいと思っても、どれが良いのか迷ってしまう方も多いと思います。知人が薦めてくれたものであっても、必ずしも自分に合うとは限りません。そこで、腰のサポーターの選び方についてお話しします。
腰のサポーターは大きく分類すると、二つのタイプに分けられます。それは、腰椎固定タイプと骨盤固定タイプです。腰椎固定タイプは、腹圧を高め、主に筋肉と腰椎(背骨)・椎間板を安定させます。このタイプのサポーターは骨盤の上部(いわゆる腰骨)からウエスト部分に装着します。骨盤固定タイプは、骨盤そのものと、背骨と骨盤のつなぎ目(仙腸関節)を安定させます。仙腸関節を引き締め、骨盤の歪みを補正する役割もあります。このタイプのサポーターは骨盤の中央部から下部(いわゆる腰骨より下方)に装着します。
まず最初に、腰のどの部分を痛めているか、あるいはどの部分に問題があるのかにより腰椎固定タイプか骨盤固定タイプかを決めます。時には両方を併用することもあります。次に症状(痛み)の強さによって、あるいは急性期・やや安定期・安定期など、発症してからの時期によってサポーターの固定力による選択をします。仕事やスポーツの際に使用するサポーターは、運動の制限(患部に負担をかけない)と動き易さの兼ね合いが大変難しい選択となります。
以上のようなことからサポーターを決定し、サイズを選んで試着します。最後に装着方法・装着位置・締め付け具合を確認します。特に骨盤固定タイプは、症状によって巻きつける方向が変わる場合もありますので注意が必要です。
このようにして、ご自身に最も適したサポーターが決まります。大変重要な判定を必要としますので、腰痛とサポーターに精通した専門家のいる接骨院などに相談されることが良いと思います。
主な腰のサポーターの特徴は別の機会にお話しします。